
建築好き・レトロ好きな方に全力でおすすめしたい体験。
「東京建築祭」の特別企画で、日本橋三越本店をめぐるツアーに参加してきました。
案内人は、建築や喫茶文化に精通した甲斐みのりさん。
優雅で歴史を感じる空間を歩きながら、まるで物語の中にいるようなひとときでした。
館内ツアー
写真は東京建築祭りにて撮影いたしました。
ライオン像の秘密。実は“願いが叶う”って知ってた?
三越の正面玄関に鎮座する、あのライオン像。
「乗っても大丈夫」どころか、
“誰にも見られずにまたがると願いが叶う”という伝説があるんです🦁
夜にそっとチャレンジする人もいるとか…?
観光の記念に写真を撮るだけでなく、そんな小さな伝説も楽しんでみてください。

お店によってライオン像はちょっと異なっていて、日本橋三越のライオンは低めだから乗りやすいとのことでした。
ちなみに閉店したお店のライオン像は地下に保管されているそう。

館内は“動く建築ミュージアム”
日本橋三越本店の建物には、驚くほど多くのこだわりが詰まっています。
- 地下の入り口にある中央通りの絵巻は100年もつ和紙を使用
- 「越」の字の払いの数が「7・5・3」になっている粋なデザイン
- 壁にはアンモナイトの化石が埋め込まれていて、まるで探検気分
- 免震装置の設置は夜間に3年間かけて実施されたという驚きの裏話も
建築ファンにはたまらない要素が満載で、何度訪れても新たな発見があります。

パイプオルガンと天女像のエピソードも必見
館内にはアメリカ製の劇場用のパイプオルガンがあり、
金・土・日には四季をテーマに演奏されるそう。まるで小さなコンサートホールのような空間です。
さらに目を惹くのが、創立50周年を記念して京都の樹齢500年の木から彫られた天女像。
“本物”に触れる感動をぜひ体験してみてください。
天女像の台座付近には当時の社長のメッセージがあり、案内をしてくれた社員の方がこのメッセージを見ると初心に帰ると言っていたのが印象的でした。

天女像は3階からだと綺麗に撮れるということも教えてもらいました。
実際に撮った写真がこちら。

日本初の「お子様ランチ」を堪能
そして今回のお楽しみのひとつが、三越が発祥とされる「お子様ランチ」。
- 雪化粧の富士山を模した白いご飯
- ケチャップで笑顔が描かれたとろとろオムレツ
- カニの身入りのカニクリームコロッケ
- かわいいサイズのハンバーグやナポリタン
- ポテサラ、コーンスープ、デザートアイス付き!
見た目はキュートだけど、大人でもしっかり満足できるボリューム。
実際にビールを頼んで一緒に楽しむ方も🍺

なんとこのお子様ランチ、世界恐慌の時代に「子どもに笑顔を」との想いで誕生。
子供も大人も笑顔になれる食事でした。


ツアー終了後のお楽しみ
カフェ ウィーンでクラシカルなひととき
館内にある「カフェ ウィーン」のスイーツも見逃せません🍨
私のお気に入りは、白鳥の器に入った「フィルシメルバ」。
見た目が美しすぎて、食べるのがもったいない…!

お土産には、三越限定「雷音最中」
お土産には、地下にある「花匠花見」さんの雷音最中(らいおんもなか)がおすすめと教えてもらいました。
三越本店限定・3色のあんこ入りで、1つから購入できるのが嬉しい♡
他にも鳩サブレーは三越限定パッケージの缶もあってかわいい。

おわりに|建築と美味しさが詰まった日本橋三越

ただのデパートじゃない、文化・歴史・美味しさがぎゅっと詰まった空間。
東京建築祭の期間中だけでなく、普段のお出かけにもおすすめです。
建築好きな方はもちろん、
レトロ喫茶やクラシカルな雰囲気がお好きな方も、きっと心ときめくはず。

📘 もっと“名建築”を楽しみたい方へ
今回ガイドをしてくださった甲斐みのりさんは、
建築・喫茶店・旅・雑貨などの著書も多数出版されています📚
特におすすめなのがこちら👇
Xでも情報発信しているので、フォローしてもらえると嬉しいです!
@jyua_retro を見る
コメント